はもすきが好物です

本との間で対話が成立するようなブログを目指したい

日本デジタルゲーム産業史

 久しぶりに書きますが、小山友介(2016)『日本デジタルゲーム産業史』人文書院を読みました。
タイトルの通り、日本のデジタルゲーム産業の歴史について述べられている。ゲームに関する技術的な側面に関しては、まったくわからないことが多かったが、自分が実際に触ったことのあるゲーム機やゲームソフトについても触れられており、おもしろく読み進めることができた。

 

ゲーム体験 

 最初に遊んだゲームは、ゲームボーイの「スーパーマリオランド」だった。その後ポケモン赤緑NINTENDO64の「スマッシュブラザーズ」や「ゴールデンアイ」と言った具合に任天堂製品でばかり遊んでいたが、プレイステーションを買ってからは「クラッシュバンディクー」をシリーズ通して必死になって遊んだ。SEGAのゲームにはまったく縁がなかったが「サクラ大戦」の主題歌は知っていた(サクラ大戦はのちに、PSPPS2とPCで全シリーズをプレイした)。
 このような具合におそらく誰しもがゲームに関する思い出を持っていると思われる。私の場合はテレビゲームでの思い出ばかりだが、アーケードゲームやPCゲームのほうに思い入れがあるという人もいるかもしれない。このように誰しもが経験を持っている場合にゲームを語りだすと、好き放題になってしまうだろうが、本書を読むことでゲームの歴史についてより広範囲に、特定のゲーム企業に肩入れすることなく考えることができる。

 

ソーシャルゲーム

 テレビの前でコントローラーやキーボードをガチャガチャしていく。これが私のゲームのイメージなのだが、最近のゲームというとスマートフォン上で行うソーシャルゲーム(ソシャゲ)も見逃せない。本書でもソシャゲについてはガラケー時代のモバゲーなどのアバターに課金したり、カードバトルを行うゲームから述べられている。さらにソシャゲというと課金問題も見逃せない。重課金勢なんて言葉まであったりと、ソシャゲ界隈は混沌としている。本書の時点ではリリースされていなかったポケモンGOについてもこれからは重要になるのかもしれない。
 そうはいっても、かつてのゲームをしていた世代からすると、テレビの前で家庭用ゲームハードでポチポチと進めていくタイプのゲームをしたいものである。しかしながら、PS4は高級品なのでハードを買いたくなるソフトを出してくれ!!